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気ままに生きます

【感想】『ハッピーシュガーライフ』、見終えた

 

 深夜テンションのまま、自分の思いを綴りたい。

 

※ネタバレ注意です※

 

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出典: https://magazine.jp.square-enix.com/joker/series/happysugarlife/

 

 今更ながら、とんでもないアニメ、『ハッピーシュガーライフ』を見た。

 

 このアニメを一言で表すなら、「狂気」「insanity」だろう。間違いなく。

 

 かわいい&かっこいいキャラクターに反して、彼ら彼女ら登場人物に同情や共感が一切できない。幼女"しお"を誘拐する主人公"さとう"、ストーカーする教師、ロリコン青年、魔性の叔母……。雁首そろえてクズ中のクズ。夢の島に埋めたいほどに。

 

 理不尽な叔母によって作られた不格好な愛のカタチ。さとうはそれを打破し、しおとの唯一無二の愛を見つけたものの、しおは、さとうによって理不尽に愛を作られてしまった。いわば、さとうは叔母と同じ轍を踏んだ結果となる。

 

 しおは、一体どのような人生を歩むのだろうか。叔母の言う「様々な愛のカタチ」を了解して生きるのだろうか、あるいは、さとうのように自身の愛を打ち破るのだろうか。残念ながら、私の想像力では到底分からない。

 

 『ハピシュガ』には、つらい境遇で育ち、悲惨な状況に陥った登場人物が多い。であれば、視聴者からの同情や共感を買うのが普通であるが、このアニメではその免罪符が通用しない。それほど、彼らの行動がぶっ飛んでいるのだ。

 

 同情や怒りを超越して、もはやドン引きしか残らない。カタルシスや信賞必罰も何もない。だって、みんなクズだから。

 

 バッドエンドというより、ずっと胸糞である。この感覚は『School Days』の時と似ている気がする。

 

(一人の女性を愛するさとうは、超絶浮気者○出し野郎の伊藤誠より断然マシだろうけど)

 

 ここまで狂気を演出できるのは、むしろ芸術ではなかろうか。何千年後の考古学者は、是非参考にするといい。

 

 とりあえず、私は銀髪の店員さんを指名します。彼女が唯一の聖人だと信じて。

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