ゆるりゆるゆるブログを書く

気ままに生きます

【感想】興奮覚めやらぬうちに、『シン・エヴァンゲリオン』

 ※ネタバレ注意です※

 

f:id:yururiyuruyuru:20210311205644p:image

 

 10日に満を持して、『シン・エヴァンゲリオン』見てきた。しばらく経った今でも、まだ余韻が残っている。うまく言語化できるか分からないが、それをひたすらに綴ってみようと思う。

 

ゲンドウとシンジ

 本作を語る上で、ゲンドウは絶対に外せない。

 アニメ版では伝説の「おめでとう」エンド、旧劇では「気持ち悪い」エンド。そのため、本作は3つ目のエンディングとなる。どのエヴァンゲリオンにも通底するメッセージ性は、「自分と他人の距離感」であろう。

 他人が怖い。 だから心の壁を張る。 だから一体化する。

 それはシンジ君だけでなく、父のゲンドウも同じであったということが、本作で明らかとなる。

 

 ゲンドウは、幼いころから他人との関わりを避け続けていた。だが、ユイとの出会いは彼のすべてを変えたようだ。

 

(ユイとゲンドウの関わりは、漫画で詳細に描かれている。ユイ健気でかわいい)

 

 ゲンドウとユイの二人が紡ぐゴリゴリのセカイ系。しかし、その世界の変革は、息子のシンジ君によって阻止される。

 成長したよ、シンジ君。

  旧劇では人類補完計画の餌食になったゲンドウが、本作でようやく救済された形となった訳である。

 

同級生らのいる社会

 年齢的にも精神的にも大人になったトウジ・ケンイチ・委員長

 まさか出てくるとは思わなかった・・・

 

 無免許ながら医者になったトウジ、自らの技術で貢献するケンイチ、新しい命を育む委員長。死んだ世界の中で、彼らは明日に向かって生きていた。

 

 アヤナミ(仮称)も、彼らとともに誰かのために仕事に励む。 モエー

 彼らのコミュニティに曲がりなりにも順応していくうちに、感謝や苦労の気持ちを覚えるアヤナミ(仮称)。 モエー

  

 助け合うこの小さな共同体は、まるで我々の社会の縮図のようで、また私もこの構成員の一人なのだろうと改めて感じた。もっとシフト入れなきゃ。

 

 ミサトさんとかマリとか書きたいけど、キリがないのでここで終わりに・・・

 

最後に

  個人的に、綾波に放った委員長の言葉が未だに自分の胸の中に響いている。

 

生きることは、辛いことと楽しいことの繰り返し

  

 エヴァンゲリオンの完結は、正直悲しい。

 また延期だとか言ってたのも、心のどこかで「エヴァは終わらないもの」と決めつけていたのかもしれない。

 だけど、いざ公開されて終劇の文字を見ると、やるせなさと脱力感が襲ってきた。すべてが終わった。自分とともに成長してきたエヴァンゲリオンが。

 

 エヴァが終わるのは辛いこと。でも、委員長の言うように、楽しいこともまたあるはずである。

 シンジ君がようやく進み始めたのだから、私たちも日々前向きに生きていこう。

 エヴァの完結に落胆するのではなく、それを糧にして。

 

 ありがとう、全てのエヴァンゲリオン

 

 

 ・・・パシャッ

/*目次のデザイン変更*/ .table-of-contents { padding: 15px 10px 15px 35px; /* 枠内の余白(上右下左) */ font-size: 100%; /* 文字サイズ */ border:dotted 1px #777; /* 線の種類と色 */ background:#f7f7f7; /* 背景 */ } .table-of-contents:before { content: "目次"; font-size: 110%; font-weight:bold; /* 文字の太さ 通常はnormal */ color:#000; /* 文字の色 */ }