日本代表TUEEEE!
WBC日本代表、世界一おめでとうございます! 私も予選から全試合見ていましたが、MVPのオオターニサーンや最年長としてチームをまとめたダルビッシュ選手をはじめ、全員の活躍があってこその優勝だと思います! 特に韓国戦のヌートバー選手のヒーローインタビューには、ちょっと私うるっときちゃいました… 歳なんですかね?笑
WBC決勝戦、柄にもなく早起きして見ましたよ! 2回表に先制こそされましたが、その裏に村上選手の意趣返しと言わんばかりのホームラン! 村上信じてたで! ヌートバー選手の全力疾走の甲斐あって逆転に成功、さらに岡本選手のホームランで追撃します。メキシコ戦ではレフトにファインプレーされちゃったもんね…
そして、何と言っても最終回にオオターニサーンがマウンドに立ち、さらに最後打席に立つのは、野球の神様のいたずらか、チームメイトのトラウト選手…。”奇跡”の一言で片づけるにはあまりにも都合がよすぎる展開、最後は伝家の宝刀スライダーでなぎ倒して見事優勝を決め、彼のキャップとグローブは歓喜の夜空を舞いました。
こりゃ主人公ですわ…笑
不謹慎発言
さて、導入が長すぎましたね…笑
そんなWBC決勝の最中、にじさんじに所属する郡道美玲氏が「これ玉投げる人、強い人が立った時に頭か身体に投げちゃえば出場停止にできるんじゃないの?」と発言し、物議を醸しました。彼女は「ストライクって何?」「もしかしてホームランになると点数が入る?」と全くの野球知識ゼロ状態で実況ツイートし、デリカシーゼロのコメントをしてしまいました。
彼女はこれに対して、「一部私の無知が行き過ぎてて不適切な発言がありましたが、元リプツリーにも繋げているように悪意は一切無いことだけ改めてもう一度ここでお伝えさせてください~! ごめんなさい!」と(とんでもなく軽い)謝罪をしましたが、この発言、無知に起因した問題ではなく単純に「モラルがないから」、これに尽きると思います。
例えば、僕は全くラグビーのルールを知りません。けれど、どさくさに紛れて敵を殴る蹴るのはダメなことくらいは分かります。じゃあ、なぜ分かるのでしょうか? それは単にスポーツマンシップ、礼節を欠く行為だからであって、ルール以前の問題だからです。
無知による間違えなら、訂正して新しい知識を培えば済む問題ですが、モラルがない発言は知識の有無に関わらず炎上するのは仕方ないでしょう。
無知は難しい
郡道美玲氏は、前述のように全くの野球知識ゼロ状態で実況ツイートしていたようでした。ただ、無知で売るのは、とてつもなく難しいのです。なぜなら、生き残るためにはとてつもなく器用な人である必要があるのです。
今回のWBCの場合、やはり知識の豊富な解説者や、ある程度の知識があるファンが多く存在します。そんな中で無知が注目されるには、マナーに気をつけながらも面白く、なおかつ有識者にはない視点を盛り込むという、超高度なテクニックを要するのです。彼女はそこを見誤って、うっかり人を傷つけるラインを越えてしまったのです。
だから、ヘキサゴンで一世を風靡したおバカタレントは、ある意味賢いといえます。彼らは無知で面白い回答を連発しますが、一方で人を傷つけるラインは決して越えません。その絶妙なバランスをとることができる、タレントとしては超優秀な人材なのです。
無知それ自体は罪ではないけれど、無知をそのままにしたり、ましてや知ったかぶりをしたり、それを誇ることは罪なのかな。「私は全く知らないんだよ!」と無知を誇ってそれを売ることは、相当うまく立ち回れない限りはいずれ墓穴を掘る結果になるので、避けた方が賢明でしょう。
それこそ居酒屋で同じことを言っても、酔っ払って気を良くしたおじさんがツッコんでくれるだけでしょうが、ここはあくまでネットの世界。ルールは知らなくても、モラルは知っておかないと痛い目を見るでしょう。
ただ、モラルのない発言は諌める必要がありますが、それ以上に野球を全く知らない人がWBCを機に野球に興味を持ってくれてることは、素直に歓迎すべきなのは違いありません。せっかくふくらんだファンの芽がここでついえるのは、とても悲しいことです。これからシーズンも始まりますので、野球に少しでも関わってくれたら嬉しいですね♪
実は、僕も無知が祟って人を不愉快にさせた過去をふと思い出しました。乃木坂の話をしていたいつぞや、僕のモラルのない発言が、乃木坂ファンの友達を不快にさせただろう記憶があります…。
「無知」であることが一つのアイデンティティとして誇ることは、僕も含めて誰もがありうることだと思います。「知らない俺、カッコいい」と思う気持ち、すごくよく分かります。ただ、無知だとついマナーを忘れることがほとんどです。無知を誇ることは、やはりやめておいた方がいいでしょう…。
この記事は、自戒の念も込めて…。